・アンデッド
死霊魔術師と呼ばれる魔法使いが、死体に魂を一時的に呼び戻したものがゾンビ。統制が取れるのは術師の支配下にいる間のみで、範囲外になると目的もなく身勝手に暴れ回る。食事や睡眠は必要ないが、生きていた時の名残りとして形式的に行う場合が多い。
戦時においては、使い捨ての兵器として大量投入されることが多い。代表的な使用方法は、爆弾の代わりに敵陣地内へと投下するというもの。性能はゾンビになる前の種族や、鮮度、個体差によるものが大きい。いずれもメンテナンスをしないと腐敗して朽ち果ててしまう。手間やコストを考えると、長期運用は避けるべきであろう。
出生不明のアンデッド。見た目は幼いが、アンデッド化してからは一郎よりも長くこの世界を生きている。ゾンビ使いである死霊魔術師のオゾスに奴隷として従事し、鉱山にて他のゾンビ達と一緒に働いている。
同種のゾンビに比べて鮮度が非常に高い個体で、メンテナスさえあれば四体が切断されても比較的短時間で治療する。
奴隷の印として胸には紋章が刻まれ、脚には鉄球がはめられている。
死霊魔術師。
ゾンビを扱うことを生業としているが、
どの軍隊にも所属せずに純粋な労働力として彼らを使っている。
本来ゾンビは使い捨て的に戦闘に投入されることが多く、
長期的なメンテナンスと共に運用する彼は他者からは特異に映る。
採掘組合の長を務める巨漢のドワーフ。
言葉遣いは乱暴だが、人情家である。
モージルの片腕を務めるドワーフ族の学者。
ドワーフ族の中でも若手有望株とされる若者。
族の中でも子供扱いされがちだが、人間にするとゆうに80歳を超えている。