人嫌いの変わり者。
男性的なしゃべり方をするが、これも他者との間に壁を持ちたいが故。
一人を好むものの、からかう為には話しかけにもいく。
白羽蘇芳とは書痴仲間であり、互いに好きな作家を紹介し合うなど唯一胸襟を開く間柄である。
書痴仲間のアミティエである匂坂マユリが学院を辞めたことで心を痛めているのではと、内心心配している。
趣味は読書と人の弱み探し。
*『エリカ(ツツジ科)』
花言葉:孤独/謙遜/休息/心地好い言葉/博愛
芸術家肌の変わり者。
感情を表情に出さないため取っつきにくいと思われており、気になったことは素直に口に出し尋ねるためいらぬ騒動を起こすこともしばしば。
転入する前まで劇を中心とした芸能活動を行っており、下地であるバレエ、歌唱においては学院でも指折りである。
八重垣えりかとアミティエに為るものの変わり者同士、空まわりしてしまう。
趣味はクラシックバレエとボイスレッスン。
*『紅千鳥(バラ科)』
花言葉:何て愛らしい/気品/高潔/忠義
無口で心配性で小心者。
以前と変わらぬ気質だが、春を経て自分を相手へと委ねることを覚えた。
しかし最も心を赦しあったアミティエ、匂坂マユリが理由も告げずに学院を去り、心に新たな傷を負ってしまう。
春から夏に移り変わるも喪失感は伴ったままだが、友人、アミティエに悟られぬように振る舞う。
映画や小説を友にしていた為、会話の中で映画や小説の引用が出ることもしばしば。
趣味は文学・音楽・映画鑑賞。
部活動は料理部。
*『花蘇芳(マメ科)』
花言葉:高貴/質素/不信仰/裏切り/疑惑/豊かな生涯/目覚め
生真面目で面倒見の良い穏やかな性格。
元々クラス委員長として周りから信頼され慕われているが、匂坂マユリが学院から去った後、二つに分かれていた信頼は一極化され大きな影響力を持つようになった。
アミティエは白羽蘇芳。
委員長ゆえ特別扱いはしないようにしているものの、傷を隠そうとするアミティエと、八重垣えりかには何くれとなく世話を焼いている。
趣味は紅茶の茶葉集め。
部活動は合唱部。
*『ハナビシソウ(ケシ科)』
花言葉:私の希望を叶えて下さい/私を拒絶しないで
好奇心旺盛なトラブルメーカー。
春を経て過度な悪戯行為は控えるようになったが、驚く顔がみたい、悪戯がしたい、というよりも巫山戯合いはコミュニケーションの一つとして行っているのでこれからもなくなる事はないだろう。
匂坂マユリと仲が佳かった為、気落ちはしたが同じく友人、白羽蘇芳を気遣い触れない立場をとっている。
趣味は流行り物とカエルの置物集め。
部活動は料理部。
*『苺(バラ科)』
花言葉:尊敬と愛
怠け者気質のおっとり娘。
自分から能動的に行動することはないが、こと怪談系、不思議な逸話などには食いつき平素とは違う顔を見せる。
人気者の姉とは違い本来一人を好むも、粗忽者の姉のフォローをするため一緒に行動することが多い。
白羽蘇芳、八重垣えりかとは本を通じ気が合い自分から話しかけるが、匂坂マユリの件から気まずく声をかける頻度が減っている。
趣味は読書と怪談話。
部活動は料理部。
*『林檎(バラ科)』
花言葉:名声/選択/評判/選ばれた恋
敬虔なカトリック教徒であり善良で温和な好人物。
話し好きで常に誰かと触れあっていたい寂しがりやだが、現実離れした美しい容姿から壁を作られてしまうことが悩み。
ニカイアの会の副会長として親友の八代譲葉と自治運営するものの、そろそろ次の後継者を選ばなければと密かに考えている。
趣味は怪談話収集に食べ歩き。特にスイーツは底なし。
部活動は合唱部。ソプラノ担当。
*『ネリネ(ヒガンバナ科)』
花言葉:華やか/また会う日を楽しみに/幸せな思い出/輝き/忍耐/箱入り娘
エキセントリックで行動的。
言動や行動が芝居がかっており、ともすれば変人だと思われそうな性格だが、憎めない人柄と、周りに目を配り気遣う好人物として生徒からの人望は厚い。
学院における自治組織ニカイアの会の会長であり、副会長の小御門ネリネとともに熱狂的な人気を誇っている。
白羽蘇芳はお気に入りの後輩でよくからかいに行っていたものの、匂坂マユリのことがあってからは自重している。
趣味はスポーツ観戦と写真。
部活動は合唱部兼料理部。
*『ユズリハ(ユズリハ科)』
花言葉:若返り/世代交代/譲渡
聖アングレカム学院教師兼シスター。
穏やかで包容力のある教諭だが、母と言うよりもおっとりした姉といった風。
クラシックバレエに精通し、学院のバレエの授業は彼女が教えている。
白羽蘇芳のことで悩むものの新しく編入してきた生徒たち、介助を行っている八重垣えりかの世話などに追われフォローできてはいない。
趣味はガーデニング。
*『ダリア(キク科)』
花言葉:移り気/華麗/優雅/威厳/不安定